欧州ブックメーカーの投資条件
スポーツに対して賭けることで、観戦に味を加えるものとして認識されているのがブックメーカーであり、日本で参加する方も増えています。しかし楽しむのではなく、投資の一面を持っているのがブックメーカーです。特に毎日のように欧州ではスポーツが行われていることから、ブックメーカーは投資としての一面を持っていることを理解し、その条件について知っておきましょう。
裁定取引もしくはアービトラージと呼ばれる取引になります。ブックメーカーはそれぞれの会社が異なるオッズを用いていますので、そこを突いた投資になっています。たとえばAが2倍、Bが3倍のオッズがあるとします。それぞれに賭けると、どちらが勝っても収益を得ることができます。もちろんブックメーカーそれぞれにオッズがありますので、それを見極めて参加することによって収益を上げることが理論上可能です。
他にもテニスといった個人差があり、勝敗の予想がつきやすいオッズに参加して確実に収益を上げていくといった方法がありますが、アービトラージが100%収益を可能にすることから、欧州だけではなく世界でも注目を集めている収益の出し方です。ただしその条件としていろいろありますので、初めてのうちは勉強が必要になるでしょう。
収入を得られる欧州ブックメーカー
ブックメーカーは、オッズを提示して客からの投票を募り、的中した勝者に配当を行うという欧米の賭け屋です。このようなサービス内容は日本のノミ屋と類似していますが、賭けの対象が非常に多様ということが特徴で、欧州サッカーや全豪オープンなどのスポーツイベントにとどまらず、アメリカの大統領選挙やアカデミー賞の受賞者にも予想してベットすることが出来ます。このために、これらについての知識を生かして収入を得ることが可能で、投資の一環として利用しているケースも少なくはありません。
ちなみに、日本では公営以外のギャンブルを行うことは賭博及び富くじに関する罪が適用されて処罰されます。また、公営であってもノミ行為は違法で、ノミ屋は競馬法第30条やモーターボート競走法第65条などにより5年以下の懲役刑又は500万円以下の罰金刑が、利用した側も競馬法第33条やモーターボート競走法第68条などにより100万円以下の罰金刑が規定されています。
このために、国内の業者が運営しているブックメーカーにお金を賭けた場合は、これらの法律により処罰されますが、海外業者が運営しているものを直接利用した場合は、この様な心配はありません。何故なら、海外業者に国内法を適用することは出来ないので、利用した側だけに責任を負わすことは出来ないからです。